織物は(一般的に)予め織機に整列された経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込んでいくことで生地になります。
博多織は先染めの縦糸を密に配列して張力を強くし、緯糸は撚糸を数本合わせた太い糸を打込むため、
生地に厚みがあり、しゃきっとした風合を持つのが特長です。
(本INORIシリーズはすべて機械織です )
①経糸(たていと): 織物のベースとなる
②綜絖(そうこう): 経糸を吊り、上下させる
③筬(おさ): 経糸を整列し、緯糸を打ち込む
④緯糸(よこいと): 経糸に織り込み、柄をつくる
博多織の歴史は今から約770年前、博多出身の満田弥三右衛門が中国(当時の宋)からその技術を持ち帰ったのを起源とします。その後、彼の子孫が再度宋に渡り当時の最新技術を持ち帰るなど品質改良を行い、博多独自の織物を実現しました。江戸時代初期には当時の領主黒田長政が幕府への献上品として指定し、名実共に高級織物の地位を確立しました。明治時代以降の産業の発達に伴う織物需要の急増や機械化を経て、現在の博多織の素地が出来上がりました。
博多織工芸館では博多織の歴史資料のほか、機械織の工房も見学でき、博多織を目で見て学ぶことが出来ます。
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